山猿 砂漠へ行く -サウジアラビア編 その3-
Atelier d'HANA のBlog up
いよいよ自由行動!といっても運転手さんやガイドを引き受けてくださるカネゴンと一緒に旧市街へ行く。
-この下の数行のお話はいや~な気分になるかもしれません。嫌な人は読まないで-
ホテルからの途中、色々とお話を聞きながら。。。ビックリしたこと。今のこの時代に「公開処刑」が行われていること。その前を通り過ぎたが、幸い何も無いその日はただの広場だった。。。
その厳罰のお蔭か、治安は良いそうだ。。。
うひょ~!と嫌な気分に浸りながら旧市街へ。なんだか賑やかな雰囲気が漂ってきているぞ!
マッカ門と呼ばれるマッカへ通じる門をくぐり市街地へ。壁から張り出された窓の家が続く。これはローシャンと呼ばれるヒジャーズ地方の典型的な建築。この辺りはかつて商館、隊商宿と栄え、家の素材は珊瑚とインドから運ばれてきたチーク材が使われている。張り出した窓は装飾と共に、風を入れ光を防ぎ、冷房機の役割を果たしていた。(頂いた資料を参照)
なんでも、砂漠のサウジには木が生えないので、木を使った建築は富の象徴だったらしい。木と紙で出来た昔の日本家屋を見せてあげたい。
イスラム教徒は犬を嫌うらしい。反対に猫は神聖なる生き物らしい。町中野良さんだらけ。日本の猫と比べるとかなり小ぶり。細ちぃい。まぁ、まずは道角にいたこの子にご挨拶。可愛いヤツだ。
お土産屋さん(観光客がいるのかはどうかは分からない)らしきお店が連なる。アバーヤやサウジ人の男性が着ている白の衣装+紅白チェックの頭のスカーフも売られている。
ナツメや香油もお土産に良いとの事だが。。。香油は匂いがアラブだ。パリの家をイスラームにする必要はないだろう。
香水瓶も有名らしいが。。。う~ん。。。アラブだ。
買い物は諦めマルシェへ案内してもらう。
ブリブリ野菜たちがいっぱいだ。オクラも美味しそう。ただ観光客の山猿2匹。マルシェで買うものは何も無い。。。
なんかちょっと疲れたのかな???気が滅入ってきた。。。そう!!!このアバーヤに束縛されてる気分なのだ!束縛を感じる直前までなんか結構楽しんでいたのに。。。なんでだろう?不思議だ。
通常サウジでは女性が働くことは滅多に無いそうだ。そんな中、旧市街の女性達は怪しげな香油を売っている。なんかちょっと悲しくなった。
それに加え、「着ても着なくても良い。」と言われ、相手を(この場合イスラーム教の方々)尊重する意味で自分の意思で着るものと、「着なくてはいけない。」という義務のみで着る場合とでは意味が違う。と感じてしまった私。時既に遅し。
一回嫌になると、今すぐにでも脱ぎたくなる。。。本能の赴くままの山猿。しか~し、ここはイスラム、宗教警察なるものがいて違反者を取り締まっているそうだ。小心者の私は。。。せいぜい夕食をキャンセル。ホテルで食べる!と主張するのみ。。。ホテルでも着用なんだけどね。
男の人にはこの義務は無く。。。コレも変だよね。
生まれながらに当然だと思っていること。コレってきっとどれもコレも当然じゃないんだよね。ただ、思うんだ。選択の自由があることは幸せなことだって。
と、ちょっとアンニュイな気分を引きずり、海岸へ。
ホテルからも見えていた大噴水。261m(実際のところは分からない)の高さに吹き上がる世界1の噴水だ。なんでも王さまがスイスの大噴水を見て「サウジにもつくっちゃお~」と、ポンと作り市民へプレゼント。太っ腹な王さまだ。
山猿2匹を歓迎してか、滞在中は毎日噴水を見ることが出来た。しかしホントのところ、毎日噴水が上がるわけではないらしい。王様が首都リヤドからジッダの離宮でヴァカンス(?)滞在の間、吹き上がるらしい。ただ今のこのご時勢、そう簡単には王様の居所なんて教えないだろう。。。
次はスーダンへの旅。つづく
-この下の数行のお話はいや~な気分になるかもしれません。嫌な人は読まないで-
ホテルからの途中、色々とお話を聞きながら。。。ビックリしたこと。今のこの時代に
その厳罰のお蔭か、治安は良いそうだ。。。
うひょ~!と嫌な気分に浸りながら旧市街へ。なんだか賑やかな雰囲気が漂ってきているぞ!
マッカ門と呼ばれるマッカへ通じる門をくぐり市街地へ。壁から張り出された窓の家が続く。これはローシャンと呼ばれるヒジャーズ地方の典型的な建築。この辺りはかつて商館、隊商宿と栄え、家の素材は珊瑚とインドから運ばれてきたチーク材が使われている。張り出した窓は装飾と共に、風を入れ光を防ぎ、冷房機の役割を果たしていた。(頂いた資料を参照)
なんでも、砂漠のサウジには木が生えないので、木を使った建築は富の象徴だったらしい。木と紙で出来た昔の日本家屋を見せてあげたい。
イスラム教徒は犬を嫌うらしい。反対に猫は神聖なる生き物らしい。町中野良さんだらけ。日本の猫と比べるとかなり小ぶり。細ちぃい。まぁ、まずは道角にいたこの子にご挨拶。可愛いヤツだ。
お土産屋さん(観光客がいるのかはどうかは分からない)らしきお店が連なる。アバーヤやサウジ人の男性が着ている白の衣装+紅白チェックの頭のスカーフも売られている。
ナツメや香油もお土産に良いとの事だが。。。香油は匂いがアラブだ。パリの家をイスラームにする必要はないだろう。
香水瓶も有名らしいが。。。う~ん。。。アラブだ。
買い物は諦めマルシェへ案内してもらう。
ブリブリ野菜たちがいっぱいだ。オクラも美味しそう。ただ観光客の山猿2匹。マルシェで買うものは何も無い。。。
なんかちょっと疲れたのかな???気が滅入ってきた。。。そう!!!このアバーヤに束縛されてる気分なのだ!束縛を感じる直前までなんか結構楽しんでいたのに。。。なんでだろう?不思議だ。
通常サウジでは女性が働くことは滅多に無いそうだ。そんな中、旧市街の女性達は怪しげな香油を売っている。なんかちょっと悲しくなった。
それに加え、「着ても着なくても良い。」と言われ、相手を(この場合イスラーム教の方々)尊重する意味で自分の意思で着るものと、「着なくてはいけない。」という義務のみで着る場合とでは意味が違う。と感じてしまった私。時既に遅し。
一回嫌になると、今すぐにでも脱ぎたくなる。。。本能の赴くままの山猿。しか~し、ここはイスラム、宗教警察なるものがいて違反者を取り締まっているそうだ。小心者の私は。。。せいぜい夕食をキャンセル。ホテルで食べる!と主張するのみ。。。ホテルでも着用なんだけどね。
男の人にはこの義務は無く。。。コレも変だよね。
生まれながらに当然だと思っていること。コレってきっとどれもコレも当然じゃないんだよね。ただ、思うんだ。選択の自由があることは幸せなことだって。
と、ちょっとアンニュイな気分を引きずり、海岸へ。
ホテルからも見えていた大噴水。261m(実際のところは分からない)の高さに吹き上がる世界1の噴水だ。なんでも王さまがスイスの大噴水を見て「サウジにもつくっちゃお~」と、ポンと作り市民へプレゼント。太っ腹な王さまだ。
山猿2匹を歓迎してか、滞在中は毎日噴水を見ることが出来た。しかしホントのところ、毎日噴水が上がるわけではないらしい。王様が首都リヤドからジッダの離宮でヴァカンス(?)滞在の間、吹き上がるらしい。ただ今のこのご時勢、そう簡単には王様の居所なんて教えないだろう。。。
次はスーダンへの旅。つづく
by rica_paris
| 2010-02-23 03:18
| 旅
パリにやって来た「いけばな作家」のボケボケな日々
by rica_paris
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